ア行 |
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あさま色 |
1997年に廃止になった群馬県〜長野県の碓 井峠。そこを走っていた特急「あさま号」の塗色を している車両を「あさま色」と呼んでいます。 | 足廻り | 車両の車輪のこと。 |
アプト式 |
旧信越線において以前使用されていた運転方 法。この区間は日本でも屈指の急勾配区間で、 2本のレールの間にある歯車と、機関車の床下に ある歯車を噛み合わさせて運転する方法。 | ||
運用 |
○時○○発の列車にはどの列車が使われる か、ということ。また「運用を開始」というのは「運 転・使用」を開始した、と考えればOKと思います。 | 大物車 |
トラックで運べないほど大きいが、鉄道での輸送 なら可能、という荷物を運ぶための貨車。車輪が多 い姿から「ムカデ」と呼ばれる事もあります。 |
オール2階建て |
全部の車両が2階建てになっている車両のこ と。新幹線「Max」や寝台特急「カシオペア」がそ れです。 | 置き換え |
今まで走っていた車両を、性能のよい新型車両に 取り替えること。旧型車両は廃車・もしくは転属にな る場合がほとんどです。 |
オクシナ |
東京の「尾久車両センター」(右記参照)と「品川 客車区」の間を結ぶ回送列車のこと。両方とも寝 台列車の車庫で、車両を使用する都合上の回送。 | 尾久車両センター |
上野駅発着の(主に)長距離列車を留置・整備 する車両基地。所属車の多くは上野発着の寝台 列車となっています。 |
送り込み回送 |
その列車の出発駅に必要な車両を回送するこ と。臨時列車などではよく見られます。例えば片 道のみ運転の列車など。 | お座敷列車 |
文字通り、車内がお座敷(畳)によって構成され ている列車。特に「温泉旅行」などによく使用され る(?)カラオケ等の設備はバッチリです! |
お召し機 |
天皇陛下がご乗車になる“お召し列車”を牽引 する機関車。お召し機は、状態がよく、整備され ているものでなければなりません。 | オリジナル色 |
その車両が登場したときの色・カラー。原色とも いいます。 |
カ行 |
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カシオペア機 |
寝台特急「カシオペア」の専用塗色機関車。現 在、専用機関車は田端運転所に3両在籍。 | 閑散期 |
乗客の乗り降りが、それほどない時期。はっきり 言うと、“中途半端な時期ってことです。 対→繁忙期 |
貫通扉 |
列車の正面にある扉のこと。連結した際に移動 できるように設置されているもの、非常災害時の 脱出の際に使用する扉が一般的です。 | 気動車 |
ディーゼルエンジンで動く列車のこと。地方では まだまだ気動車が主流です。JRでは気動車が主流 ですが、第3セクターではレールバスが主流です。 |
キハ |
ディーゼルカー(気動車)の普通車に付けられ る車両区分の略号。“キ”は「気動車」を、“ハ”は 「普通車」(座席)を意味します。 | 基本編成 |
主要幹線の近郊形車両で見られる。その編成を 基本に、乗客が多いときは付属編成(基本よりも、 両数が少ない)を連結する。 |
機回し |
先頭で客車・貨車を牽いていた機関車が、方向 転換で今までとは逆の方向に取り付けるために 行なう作業。(図1参照) |
図1 「機回し」 |
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旧型客車 |
国鉄時代でも60・70年前に製造された客車の こと。塗装は主に茶色。栃木県の周辺では、高崎 運転所に数編成が所属しています。 |
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近郊形車両 |
都心部比較的近い主要幹線などで使われる車 両。主に3ドア、トイレ付きでクロスシートがあるの が一般的です。最近は4ドアの近郊形もあり。 |
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金太郎 |
EH500形電気機関車の愛称。主に東京〜北 海道の高速貨物列車に使用されています。 |
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クハ |
運転台つきの車両に付いている略号。その中 でも普通車である場合に使われる。この中でもモ ーター付きの車両は「クモハ」となります。 | 区名票 |
その列車が所属している運転“区”を表す票。これ はカードのようなものが使われます。 |
クロスシート |
近郊形車両によく使われるタイプの座席配置 で、4人掛け(線路と垂直な形」のシート・座席の ことです。 | 原型 |
その車両の、元々の姿、形の事。最近は改造す ることもあって、元型の車両は少なくなってきました。 |
検査表記 |
その車両が(昭和・平成)○○年○○月に検査 したということを表す表記のこと。 | 交換 |
単線の路線で、列車が駅で行き違いになること。 駅だけではなく、信号所などで交換することもある。 |
更新機 |
EF64形・EF65形などによくある。機関車の 様々な部分を更新したタイプのこと。一般的に 塗色で判別可能な場合が多いです。 | 交流機 |
東北・北海道・九州を中心に、電気が交流の 地域で活躍する機関車のこと。 対→直流機 |
固定編成 |
車両をそれ以上に(営業運転で)分割が不可能 な車両の事。基本的に「6両固定」が5両や4両 になることはありません。 | ||
サ行 |
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サボ |
列車の(主に)側面の方向表示板。旧型車両に よく使われています。現在は側面表示幕・LED表 示が主流となっています。 | 車掌車 |
最近はあまり連結されませんが、新車輸送や、大 物車運転の時に連結されます。何かあったときに対 応する職員が必要だからです。 |
車両番号(車番) |
どこかの車両基地に所属している車両にそれ ぞれ割り当てられている番号。新幹線は分かり やすくE3系の場合「R1〜R26」の26編成が存在。 | 重連 |
機関車が、2台以上で客車、又は貨車を牽引す ること。強い力で牽く時に重連となる。また、斜面 を上り下りする時に重連になる事もあります。 |
首都圏色 |
国鉄時代末期に、地方ローカル線で運転され ていた気動車のうち、塗色が「朱」だったもの。こ れらの車両が首都圏で活躍していた事による。 | 種別 |
普通・快速・急行・特急などの列車の種類のこ と。新幹線には、種別というものはあまりありませ ん。 (新幹線は一般的に特急列車) |
ジョイフルトレイン |
列車のたびを快適に・楽しく過ごすために作ら れた車両。お座敷列車もこの仲間です。最近で は、地方線の乗客を増やそうと運転している所も あります。 | 乗車券 |
券売機で普通電車に乗るために購入する切符 のこと。「普通定期券」もこれにあたります。 |
湘南色 |
橙と緑色のツートンカラーの列車のこと。この色 の列車が初めて湘南地区を走ったことからきて います。橙はみかん、緑は山(茶畑)を表してい ると言われてす。 | 霜取りパンタ |
冬季になると架線に付着する“霜”を取り除くパ ンタグラフのこと。先頭車についています。 |
スジ |
ある一つの列車の、決まった運転経路・時刻の こと。これは“ダイヤグラム”に線を書き入れるこ とから来ているのでは?と思います。 | 静態保存機 |
動かしはしないで、あくまで“留置”という形で車 両を保存すること。これが機関車場合を「静態保 存機」といいます。 |
全検 |
列車の車両も、クルマのように検査がありま す。その検査でも特に重要な検査で、(車両や会 社によって様々ですが)数年から7・8年に1回行 なう検査のことです。 | 側面表示幕 |
列車の側面にある行き先表示や愛称・種別など を表示する幕のこと。最近はデジタル表示も増え ています。 |
タ行 |
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ターンテーブル |
機関車の方向転換を行なう設備。SLや、 EF55形電気機関車など、前後で形の違う車両 が使用。 | 多客臨 |
大勢の客が鉄道を利用するシーズンに運転され る臨時列車のこと。 |
種車 |
改造された列車・車両の元になった車両。改造 された車両でも、種車の面影が残っている事もあ ります。 | 単機 |
機関車1両だけのこと。1両だけで回送する事を、 「単機回送」といいます。 |
昼行特急 |
昼間に走る特急列車のこと。寝台列車がこれと 区別されます。 | 直流機 |
電化区間でも、直流区間のみ運転が可能な機関 車のこと。主力はEF65形。 対→交流機 |
定期列車 |
毎日運転されている列車。(土・休日と、平日の 違いを除く) 臨時列車などは「不定期列車」とい います。 | 電源車 |
寝台客車などで使用。1両だけ、エンジンを回し、 発電する車両の事。寝台列車のみならず、非電化 区間へ入線する電車などにも連結されます。 |
転属 |
ある車両基地所属の列車が、何らかの事情に より他の車両基地へと所属が変更になること。 中には改造されて転属する車両も少なくない。 | トロッコ列車 |
窓をオープンとし、自然の風が車内に入ってくる 列車。景色を楽しむ列車なので、ゆっくりとした速 度で山間部を走ることが多くなっています。 |
ナ行 |
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中線 |
駅で、ホームとホームの間にある乗客の乗り降 りが不可能な、列車退避用の線路。主に貨物列 車が使用する。場合によってはホームがある中 線もあります。要するに、上り・下りの間の中間の 線路のことです。 図2:参照 | 図2:中線 |
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ハ行 |
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廃車発生品 |
1つの車両が廃車になるとき、そのまま解体し てはもったいないので、いわゆる「リサイクル」を して次世代の車両に機器類を使用する。それら の機器を「廃車発生品」といいます。 | パンタ |
「パンタグラフ」の略。パンタグラフとは、架線から 電気を取るための装置。電車の屋根にあるひし形 のようなものです。(最近は“半ひし形”の「シングル アームパンタグラフ」もありあます。 |
繁忙期 |
年末年始・ゴールデンウィーク・夏休みなど、 客の乗り降りが激しい時期、こういう時期には臨 時列車が多数運転されます。 対→閑散期 | 非電化路線 |
その名の通り、電化されていない路線。よって、電 車運転は出来ない。(“電源車”を連結すれば運転 できる場合もあります) |
複線(複々線) |
線路が、平行して2本ある路線を「複線」とい い、平行して4本あるところを“複々線”といいま す。複複線は都心部でよく見られます。「各駅 停車」用と「快速・特急電車用」で使い分けてい る所もあります。 | 付属編成 |
基本編成は、その列車で基本となる編成。それ に対し「付属編成」の場合は、乗客が多いときに 基本編成に連結される車両。稀に付属+付属の 編成が走ることもあります。 |
プッシュプル運転 |
客車などを牽引する場合、客車の先頭・最後尾 (両端)に1台ずつ機関車を付けて運転すること をいう。これをP・Pとか「サンドイッチ」ともいう。 | ブルトレ(機) |
“ブルートレイン”の略称。“ブルートレイン”は、 寝台列車・客車が青いことから来ている。“ブルー トレイン”を牽引する機関車の事を“ブルトレ機”と もいいます。 |
返却回送 |
その車両が所属している車両基地から少々離 れた地域で運転される臨時列車があった場合、 使用路線から、所属している車両基地までの回 送を言います。 | ||
マ行 |
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マヤ検 |
列車の重量・使用目的から「マヤ」と呼ばれる 検測車のことを略して「マヤ検」と呼んでいます。 | ムーミン |
高崎地区周辺で活躍するEF55形(関連ページ) の愛称。形が“カバ”に似ていることから付けられ た。他にも“くつ”とか呼ばれる事もある(らしい) |
元レインボー機 |
客車改造のジョイフルトレイン・「スーパーエクス プレス・レインボー」の専用機関車。肝心の客車 のほうは2000年に廃車になっています。 | 桃太郎 |
JR貨物・EF210形電気機関車の愛称。同機関 車の側面には“桃太郎”のロゴマークがある。命名 の由来は、同機が岡山県の機関区の所属である 事からきています。 |
ヤ行 |
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優等車両 |
座席指定・または特別料金が必要な列車のこ と。そのほとんどは特別車両が使用されます。 | ヨ |
車掌車の形式区分上「ヨ○○形」と呼ばれる事が あります。それを簡単に言う時の呼び方。 |
ラ行 |
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リニューアル |
列車の塗装・内装(稀に形そのもの)などの一 部を改造、更新すること。これにより乗り心地が よくなったり、車両寿命が延びたりします。 | レールバス |
第3セクターなどで使用されている気動車のこと。 バスのように小柄で、エンジン音もバスそっくりな事 から付けられたものと考えられます。 |
ロイヤルボックス (伊豆急) |
山間を走るためトンネルが多い静岡県の伊豆 急行線は「ロイヤルボックス」という特別車両を連 結。車内は、トンネルに入ると海底のような景色 が天井に現われるという変わった仕掛け。 | ローカル線 |
地方交通線の総称。ローカル線は、1本/時程度 の運転本数で、のんびりした運転が売り。 |
ロングシート |
列車が走るレールと平行に配置されている座 席。通勤・通学などの混雑する路線向け。 | ||
ワ行 |
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ワム |
貨車の中の有蓋車(屋根付きの車両)のこと。 これは、形式上「ワム○○○○形」と呼ぶため。 | ||
その他 |
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HM |
列車先頭部分に飾る(主に円形)特別なマー ク、「ヘッド・マーク」(Head・Mark)の略。 | K編成(200系) |
山形新幹線「つばさ」や、秋田新幹線「こまち」 と併結運転することが可能な10両編成の200系。 現在定期列車でK編成と連結する列車はない。 |
P・P |
「プッシュプル」(push・pull)の略。詳しくは、「プッ シュプル」を参照のこと。 |